試作・製品化用語辞典

炭素工具鋼(SK)とは

名称:炭素工具鋼
記号:SKではじまり、炭素含有量や合金の種類によりSKS、SKDなどに分類される
主な用途:ニッパの刃、ねじのタップ、やすり、ポンチなど

解説:炭素工具鋼(SK)は0.6~1.5%の炭素を含有した鋼のことです。炭素の含まれる量で硬度か変わり、打ち抜き型や、斧(おの)、鉈(なた)などは炭素を1%以下に、ヤスリなど硬さが必要なものは1.4%程度のものを使います。リン・硫黄などの不純物がやや多く、焼き入れしやすいので、低価格の庖丁や洋庖丁などに広く用いられています。